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同時通訳の英語は勉強になる

 私はこの件については長い間勘違いしていたのでこの記事を書くのは正直ためらいがあります。

 

 一般に、無料でリスニングの勉強が出来るからという理由で推奨されていますが、私は生の英語を聞かなければ駄目だと思っていたので、CNNやBBCなどをずっと見ていました。NHKの二ヶ国語ニュースの英語って通訳が訳しているから少し変なんです。なのでこれは使えないと永らく思っていました。しかしそれは間違いでした。反省しております。

 

 他のページで、スクリプトなしに聞いて勉強になるのは70%以上理解出来るものと書きましたが、まさしくこれがそれに該当するのです。スピードも遅いし、単語も簡単なものが多いです。だから逆に自分が分からない単語や表現が出たら、それは覚えなければならないとすぐに分かるのです。
 それに単語や表現がかなり参考になります。同時通訳の英語力には感嘆させられます。実は同時通訳が使っている単語や表現は少し特殊なんです。

 

 同時通訳は瞬時に日本語を英語に訳さねばなりません。そのためには学校で学ぶような複雑な構文も使いませんし、CNNに出てくるような洒落た言い方も使いません。まずは正確に日本語の意味を英語に訳さねばなりませんので意味的に中立で無難な表現が多くなるのです。聞いていると、「なるほど、そう訳したか」とよく感嘆します。つまり通訳が使った単語や表現は、自分が話すときに使えるのです。つまり、リスニングの勉強ではなく、スピーキングの勉強になるのです。それにニュースと聞くと、堅苦しい話題ばかりかと思いきや、10時からのニュースではいろんなことを特集しています。これがまた勉強になるのです。

 

 ネイティブが使うような洒落た表現を使いこなしたいとずっと思っていました。でもそれは時間が掛かりすぎるのです。それよりは、一旦通訳が使っている「通訳英語」をマスターした方が良いのではないでしょうか。最近私はそう思うようになりました。その方が早くマスターできます。それからさらに上に行けばよいではないでしょうか。そう考えると、二ヶ国語のニュースは貴重なのです。それなのに他局では全て二ヶ国語のニュースを止めてしまい、現在はNHKだけなのです。としたら他に選択肢はありません。これを聞くしかないのです。

 

 放送時間は7時から30分、9時から1時間ですが、当然後者をオススメします。後者のほうが特集で会話表現がよく出てくるからです。録画して、面白そうなところをつまみ食いすると良いでしょう。話題も政治から経済、スポーツ、天気予報、その他と広いです。
 録画の注意として、今時は誰もハードディスクレコーダーでしょう。我が家は東芝製なのですが、うまく二ヶ国語放送の副音声が録画できずに悩んでいましたが、DVD互換としう設定を切ったら英語も録画できるようになりました。御参考にまで。

 

結論:
同時通訳の英語はスピーキングの勉強になるので二ヶ国語放送は聞くべき

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