英語を学習する人のためのサモアネット

学校という名前に騙されるな

Bussiness

 多くの人が英会話学校という名前に騙されているのではないかと思いますが、彼らが利益を得るためにやっている事を忘れてはいけません。
 ここが我々が通っていた小学校から大学までの学校と大きく違うところなのです。例えば、無料レッスンに参加したのはいいけれど、勧誘が激しく何時間も返してもらえなかった、なんて話聞いたことありませんか?無料レッスンは彼らからしたら、餌なんです。無料レッスンという餌をばらまいて、食いついて来た魚をうまく捕まえるのです。
 ではもしうまく捕まえられなかったら?そう、担当者は後で叱られるのです。普通の会社なら当たり前なことですね。お客を逃したのですから。でも、学校という名前が付いているので我々は忘れているのです。我々は彼らからしたら「お客」なのです。また、他の授業や教材を勧められませんか?本当に彼らが「学校」としての良心から薦めていると思いますか?彼らだって、ノルマがあるんですよ。教材をこれだけ売らなきゃいけないとか。更新率をこれだけキープしなきゃいけないとか、営利目的の企業なら当たり前ですよね。でも学校という名前に我々はだまされてしまうのです。

 

 もちろん、良い先生は一杯ますよ。良い先生の方が間違いなく多いです。かれらは英語を教えたくて先生になったのですから、熱意もあります。でも通っている英会話学校で先生がよく変わったりしませんか?英会話の先生というのは将来性のある仕事ではありませんから、数年で辞める人が多いのは当然なんですが、1年くらいで辞める先生が多いとしたらそれは要注意です。私の知っているある英会話学校は先生に営業させて、他の授業や教材を売らせています。先生から「あなたはここに問題があるからこれをやったほうが良いですよ」なんて言われたら拒否できないですよね。会社側もそれをわかっているから先生に営業をさせるのです。教える熱意をもって先生になった人からしたら、たまりませんよね。
 それに給料も安いんですよ。おしゃれなイメージがある英会話の先生ですが、実は給料が安く苦労している人が多いです。そもそも年配の男の先生があまりいないと思いませんか?結婚して奥さん子供を養っていこうと思ったら、英会話の先生で食べていくのは難しいんです。数年前に大阪が財政難から先生の給料を減らしましたが、その時に「モチベーションが下がる!」と抗議していた先生が年収800万円だったんです。で、市民から逆に非難されたんですけど、英会話学校の先生はせいぜい300万円くらいです。10年努めてもたいして増えません。そこは公務員とは大きく異なるところなんです。
 熱意をもって先生になったのに、立場を利用した営業はやらされる、給料は安い、将来性もあまりない。こうなったら早くやめて次探すしかありませんよね。もし将来、英会話の先生になりたいという人がいたら、考えなおしたほうが良いかもしれませんよ!

 

 もうひとつ。学校から見て良いお客様とはどんな生徒か分かりますか?それは授業料をまとめて払っておきながらほとんど授業に来ない生徒です。ではその次に良い生徒は?それは家で勉強せずに英語力が伸びず、ダラダラと何年も通ってくれる生徒です。あと、学校の言いなりに教材を買ったり、他のコースを申し込んでくれる生徒も良いお客さんですね。月末のノルマの締め日にそういうことをしてくれる生徒さんなら現場のマネージャーとか大喜びでしょうね。

 

結論:
英会話学校からすると、生徒はお客であり、先生は従業員である。
それをわかった上で利用の仕方を考えるべき。


英会話学校は営利企業関連ページ

英会話学校に通ってるだけでは英語力はつかない